多摩川浅間神社

「 大倉山公園梅林 」を見た後、折角なので 東横線の電車で約10分程度 渋谷寄りにある「 多摩川浅間神社 」に立ち寄りました。  3年程前に始めて訪ねて以来なので、今回で2回目となります。

この「 多摩川浅間神社 」は、荏原台古墳群の一つである「 浅間神社古墳 」の上に鎮座しているのです。  多摩川 左岸に沿って 世田谷区尾山台・等々力・野毛から 下流 大田区田園調布に分布する「 古墳群 」を「 荏原台古墳群 」と呼び、更に その中の世田谷区側を「 野毛古墳群 」と、大田区側を「 田園調布古墳群 」とに区分けされています。  その「 田園調布古墳群 」の南に位置する一基が「 浅間神社古墳 」と呼ばれています。
00-1.jpg
この古墳は、浅間神社の社殿改築の際、5世紀末から6世紀前半に掛けての「 人物埴輪や動物埴輪 」などが出土しました。
00-3.jpg
「 浅間神社古墳 」の大きさは、 南北に 全長約60m、後円径 約32m、前方部幅 約30mの「 前方後円墳 」で、平成2年( 1990 )の調査で、当初 前方部は東向き( 社殿の前側 )と考えられていましたが、調査の結果、西向き( 社殿の後ろ側 )で有る事が分かりました。  埋葬者は不明です。  今 その面影は無く、切り通しとなった所を、東横線が 古墳の「 前方部 」を 急カーブで走っています。
00-2.jpg
電車の中からも、カーブの箇所で 見上げると 神社 のお社の屋根が見えます。 

この神社は 全国にある「 浅間神社 」の一社で、創建は鎌倉時代の文治年間( 1185 ~ 1190 )と伝えられ、「 富士山本宮浅間大社 」と同様に「 木花咲耶姫命( このはなさくやひめ )」が主祭神です。  

源頼朝が豊島郡滝野川松崎に出陣した際、夫の身を案じた北条政子が後を追って多摩川迄来た時、わらじの傷が痛んだ為、この地で傷の治療をする為に逗留した際に「 亀甲山( かめのこやま )へ登ってみると富士山が鮮やかに見えました。( 今でも 天気の良い時には見えます )  富士吉田には、自分の守り本尊である「 浅間神社 」があるので、政子はその浅間神社に手を合わせ、夫の武運長久を祈り、身に付けていた正観世音像をこの丘に建て、それ以来、村人達はこの像を「 富士浅間大菩薩 」と呼び祀ったのが、この神社の起こりとされています。  

その後、承応元年( 1652 )5月に浅間神社の坂の土止め工事をしていた時、九合目辺りから正観世音の立像が発掘され、多摩川で泥を洗い流すと片足が欠けていた為 新たに足を鋳造して祀り6月1日に神事を行ないました。  これにならい 今でも6月に例祭が行われています。  

明治40年( 1907 )に「 一村に一神社 」という合祀のの政令が出された為、当時の東京府荏原郡調布村大字下沼部にあった赤城神社、熊野神社、浅間神社の三社のうち 前二社が当社に合祀されました。

東横線「 多摩川駅 」から、多摩川方面( 橫浜方面 )に歩いて数分で到着します。
01.jpg
02.jpg
02-1.jpg
101.jpg

参道である階段の下に、石で出来た 黒い車輪( 大祓詞石車 )があり、大祓詞( おおはらいのことば  穢れをお祓いする祝詞 )が刻まれています。  この車輪をくるりと一周回し、身を清めるのです。  チベット仏教の「 マニ車( 転経器 ) 」に似ていますね。
03.jpg
04.jpg
指を詰めない様にとの注意書きがありました。

古墳の上に鎮座する為、石段を上って境内迄進みますが、社殿までの参道は多数の溶岩が置かれ、富士登山を模しています。
DSC_5430.jpg
DSC_5433.jpg
DSC_5439.jpg
DSC_5443.jpg
DSC_5445.jpg

途中に「 白糸の滝 」がありました。  氏子さんからの奉納だそうです。
DSC_5441.jpg
  
階段の途中 右手に「 小御岳石尊 」と書かれた石碑がありますが、これは、富士山五合目にある「 小御岳神社 」に由来するものです。
100.jpg

境内には、富士講中興の祖である「 食行身録之碑 」があります。  明治15年( 1882 )に地元の講社が33回目の登山を記念して建てたもので、この石碑の字は、明治時代に地元富士講が富士登拝三十三回を記念し、勝海舟が書いたそうです。
DSC_5444.jpg

左手 手水舎、右手に 末社 があります。
DSC_5449.jpg
DSC_5450.jpg

奉納された「 絵馬 」が多摩川からの風に吹かれて カタカタと音をたてていました。
DSC_5457.jpg
DSC_5451.jpg

途中に、寄進された巨大な「 開運水晶玉 」が、方角と干支の書かれた台座の上に 飾られています。  富士を遥拝する前に、自分の干支が富士山の方角に向くように、干支の石盤をくるりと動かす仕組みになっています。
DSC_5455.jpg

一番奥に、昭和48年( 1973 )に造営された東京都内は唯一の浅間造りの社殿があります。
DSC_5456.jpg
DSC_5448.jpg
DSC_5500.jpg

社殿でお参りした後、「 撮り鉄 」さんにとっては 絶好のポイントの舞台に行き暫し電車を見ていました。  この話は明日します。
DSC_5458.jpg
DSC_5466.jpg

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 4

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント