時代祭を見学しました【其の八(藤原時代)】

今週は「 藤原時代 」から始まります。  行列は 最初「 藤原公卿参朝列 」で、次ぎに「 平安時代婦人列 」へと続きます。

「 藤原時代 」とは、日本史、とりわけ文化史、美術史上の時代区分の一つです。  平安時代4世紀のうち最初の1世紀を弘仁・貞観時代と呼ぶのに対し、寛平6都市( 894 )の遣唐使廃止以後の3世紀を「 藤原時代 」と呼び、摂関藤原氏を中心として国風文化の進展した時代です。( 所謂 平安時代中期・後期 」を指しています )  政治史上の摂関時代、院政時代、平氏政権時代を含みます。  高度に洗練された貴族生活は、優美な京都の風土と相まって、優雅で繊細な文化を生み、文学では仮名の普及、物語文学、日記文学の発達を示し、美術では 寝殿造、やまと絵をはじめ、書、衣装などに唐風からの脱皮を見せ、宗教では、天台、真言と並んで浄土宗が発展し、神仏習合の思想も芽生えました。

【 藤原公卿参朝列( 参列者 : 平安講社 第三社( 上京区・中京区 ))】
平安時代中期以降、藤原氏が隆盛を誇った時代の文武両様の姿を現したものです。   平安時代末期に唐様式が薄れ日本独自の国風文化が成熟し、強装束( こわしょうぞく )がおこり、大いに容儀が整えられた頃の服装にならったものです。  この列は藤原氏全盛期の文武両様の王朝風俗で、参朝する位の高い貴族の「 文官、武官 」の夏の正装姿です。
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【 平安時代婦人列( 参列者 : 京都花街組合連合会輪番、京都市地域女性連合会 )】
遣唐使廃止頃から日本の文化は国風化が進み、400年も続いた平安時代を彩る多彩な女性風俗の変遷を表したものです。  本列への参列は、京都五花街の中から三花街が担当されており、その三花街の芸妓さんが輪番( 交代 )で参列されています。
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・巴御前
源義仲の側女。  女武将として義仲と供に戦いました。  ここでは、「 源平盛衰記 」より現したもので、天冠や鎧を身に着け、太刀を帯に着け長刀を持っています。  従者は折烏帽子に腹巻を着け小刀を帯び、それぞれ弓と馬杓を持ちます。  何故か 一番最初に出て来るのですが、当日は遅れていました。  多分途中で行列の最初に出たと思われますが。
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・横笛
建礼門院の雑仕。  滝口時頼と恋に落ちましたが、時頼が出家すると、その後を追って尼になりました。  ここでは、出家した時頼を尋ね嵯峨に行ったときの市女笠に袿姿を現しています。
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・常磐御前
源義朝の側室であり、牛若(源義経)の母。  ここでは、義朝の没後、牛若ら3人の子を連れ六波羅に向かう時の様子を現しています。
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・紫式部
「 源氏物語 」の著者。  ここでは女官の略装です。
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・清少納言
「 枕草子 」の著者。  ここでは正装女御装束です。
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・紀貫之の女
ここでは、袿(うちき)、単小袖(ひとえこそで)、濃紅の切袴を身にまとい、手に梅の小枝を持っています。
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・小野小町
才色兼備の女流歌人で、絶世の美女だったとされています。  ここでの衣装は平安初期の特殊な姿で、当時の神像を参照して作られた装束です。
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・和気広虫( わけのひろむし )
慈悲心が深く、多くの孤児の養育に励んだことが伝えられています。  ここでは、還俗した時の姿で、扇を持った姿です。  男女の弧児2名ずつを従えています。
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・百済王明信( くだらおうみょうしん )
桓武天皇の御代に女官長として仕えていました。これは、当時の女官の最高位です。ここでは、唐衣に裳の唐風の装束で翳(さしは)を手にし、侍女を従えています。
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明日は「 延暦時代 」です。

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