「 巴町砂場 」に行って来ました

以前 『 「虎ノ門大坂砂場」で蕎麦を!』 で、砂場の由来のことを書きました。
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先達て 友達と「 国立新美術館(六本木 ) 」に絵を見る前に近くだったので「 巴町砂場( 神谷町 ) 」に蕎麦を戴きに行って来ました。  「 木鉢会 」の会員の一店でもあります。
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地下鉄「 神谷町駅 」の虎ノ門方面に歩いて直ぐの所にあります。
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開店早々だったので 一番乗りです。   最初の店は「 せいろ 」に決めているのですが、この店の看板メニューは 祖父の方が考案した「 とろろ蕎麦 」が美味しいらしいので( とろろ蕎麦発祥の店 と言われています )敢えてそれを頼みました。   ここの花番さんは「 男性 」でしたが、非常に 感じが良かったです。   大半の店の「 花番さん 」は感じが良いですね。  ただ「 神田藪蕎麦 」を除いて!
昔は 現在の場所から 虎ノ門より で開業していたらしいですが、平成元年に現在の場所に 引っ越されたらしいです。   お店の方の了解を貰って「 店内 」の写真を撮らせて貰いました。
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奥には お座敷もありました。
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間もなく運ばれて来ました。   ここは、大きめの「 蕎麦猪口 」に「 とろろ( 卵黄が入っています )が入った「 つけ汁( 汁は少し固め ) 」タイプで、蕎麦には海苔がかかっています。
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まずは「 とろろ 」を掻き混ぜ、少し長めの白っぽいそばを箸でたぐり、たっぷりとろろを付けてズルズルっと喉の奥に運びます。   蕎麦汁と卵黄、ふわふわに泡立った「 とろろ 」が蕎麦と混ざって とっても美味しいです。   蕎麦はコシがありますが「 赤坂 」から比べると少し柔らか目でした。   蕎麦の量が少ないので「 小さいご飯 」も付いてきます。   蕎麦を戴いた後に「 蕎麦猪口 」にご飯を入れて 掻き混ぜて戴きましたが、これまた 美味しかったです。
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出来れば「 麦とろろご飯 」の方がと思いましたが、どちらにしても嬉しいサービスです。
そして「 そば湯 」は さらさら目でした。
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そば湯を戴いている時に 隣の席に 限定「 特せいろ 」のメニューが置いてあります。
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友達と折角来たのだからと 追加注文です。     この蕎麦「 十割蕎麦 」なんです。
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箸で 蕎麦を 口元に 持ってくると「 蕎麦の香り 」が匂います。    つけ汁は甘めですが美味しかった。
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隣の席に地図を片手に 初めて来られた「 おばさん達 」もこれを恃もうと 言っておられました。
お勘定の場所に「木鉢会 」の看板が掛けられていました。
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老舗ならではの、人情身溢れた心遣いが、心に染み入ります。    ご馳走様でした。   これで「 砂場グループ 」の残りの店は「 南千住 」1軒だけとなりましたが、余り良い評価が無く、単なる町食堂の蕎麦屋といった感じらしいですが、どちらにしても 東京を縦断する距離で少し遠すぎます。   

【 追記 】   馬場啓一氏が書いた「 池波正太郎が通った味( 夏目書房 )」の本の中に「 巴町砂場 」が紹介さています。
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今は六本木にある二十世紀フォックスの日本支社は、かつて、営団地下鉄日比谷線神谷町の駅からすぐのところにあり、筆者も時々試写室を訪れたものである。   フォックスのあるビルの前の道を右に上がると ホテル・オークラで、左が駅である。  巴町の「 砂場 」はここから近く、池波が楽しみにしていたのがよくわかる。   このあたりは昔は西久保巴町と呼ばれていた。   「 更科 」系、「 砂場 」系、そして「 藪 」系と、東京には蕎麦屋の系列が様々あるが、ここは蕎麦が白っぽい「 砂場 」の、それも上位にある名店だ。   蕎麦が白っぽいため、蕎麦つゆはやや甘口になっている。  「 藪 」の系列は蕎麦が黒っぽいのでつゆも辛口になり、少量しか出てこない。   好みの問題であるが、筆者は黒っぽい蕎麦につゆを少しだけつけて食べる方が好きである。    江戸っ子が死ぬ前に、たっぷり蕎麦につゆをつけて食べたかったと言うのは、江戸には「 藪 」系の蕎麦が多かったことを示すものであろう。   しかし「 藪 」系の蕎麦のつゆは辛いので、つけすぎると、実はあまりうまくないのである。   そういう意味で、蕎麦につゆをどっぷりつけたい向きは「 更科 」か「 砂場 」を選べばいい。    巴町も最近は大きなビルが建ち並ぶビジネス街になってしまったから、この店もサラリーマンやOLで賑っている。   夕方ともなれば、「 板わさ 」や「 焼き海苔 」を肴に、ビールや日本酒をやっているグループで溢れる。   筆者の隣でも、年かさのOLが若い後輩サラリーマンに、しっかりしなさいよとハッパをかけながら、グイグイ酒を飲んでいた。   後輩はうなだれながら、ただ黙々と蕎麦を口に運んでいる。  「 せいろ 」や「 かけ 」が七百円。働き盛りのサラリーマンにはちょっと頼りない量ではないかと思うが、「 砂場 」なんだからと、皆さん鷹揚である。
これっぽっちで6ドルも取るのかと、外人ビジネスマンは驚くかもしれないが、旨いものが高いのは当然なのだ。 創業寛政年間、つまり十八世紀の末に出来たという伝統と歴史は業界随一で、その自信は大変なものである。   蕎麦という本来大衆的なものが、このような歴史のバック・ボーンを持つことでどういう存在になるかは、学問的には非常におもしろい。   ちょうど鮨屋が高級化していったように、蕎麦もその道をたどるのであろうか。   しかし、鮨に「 回転鮨 」があり、蕎麦も「 立ち食い蕎麦 」があるような二極化は、すでに始まっているのかもしれない。   高級というなら、この店の比ではない手打の蕎麦を出す料亭のような蕎麦屋が何軒もあるし、それらをあがめている顧客も確実に存在する。   「 巴町砂場 」を見ると、そういう蕎麦屋の行く末を、つい考えてしまうのである。   そして池波は、そのような拝むような存在の料亭蕎麦屋は鼻もひっかけなかったであろうことも。

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