山ちゃんの徒然日記

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zoom RSS 増上寺とその周辺散策【其の五】

<<   作成日時 : 2018/04/20 05:00   >>

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今日で シリーズの最後となる「 台徳院霊廟の模型 」に就いて書きました。
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宝物展示室は 昨日書きました「 大堂 」の階段の右側、から地下に下りた所にあります。
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本シリーズの【 其の弐 】で、戦災前の「 南御霊屋 」が 二代将軍 徳川秀忠 と その正室 崇源院の霊廟があった事を書きました。
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その中の霊廟 は戦災で焼失したのですが、消失前 明治時代43年( 1910 )英国 ロンドンで開催された 「 日英博覧会( 日英同盟の継続更新 と 有効関係強化 を目的 )」が約半年開催されました。

東京市の展示物として、明治42年( 1909 )徳川家からの許可を得て僅か4箇月で 1 / 10の模型が完成し翌年 横浜港から英国に向けて出発しました。  当時の資料によると 下記の事が書かれています。

眞物の十分の一、間口二間奥行三間高六尺あり周閾は透塀唐門櫻門、拝殿、相ノ間、本殿等に別れ結構の善美なるは云ふまでもなく総ての材料は二百五十年前の尾州産の古檜にて三代将軍の頃に神殿に用ゐられしを保存したる由緒正しきものを用ゐたり。殊に驚く可きは格天井類の装飾金物の模型造にて天井花塊の霊獣の色彩は細微の極を蓋しあらゆる結構は丹青の漆の艶々しさ云はん方なく目眩く許り金光陸離として目も綾なり。(『建築雑誌』第二百七十七號建築學會明治43年1月25日 )

博覧会終了後に英国王室に寄贈し、、ロイヤルコレクションの一つとしで保存されていました。  しかし時間の流れと共にこの模型は忘れ去られてしまいました。  その後、平成8年( 1996 )英国文化財保存財団が英国中部に有る彼等の倉庫に、消息不明だった「 台徳院殿霊廟模型 」が「 木箱 」に入って保管されているのが発見されました。

平成26年( 2014 )4月、この模型は104年振りに 里帰りとなりました。  英国王室の厚意により秀忠公霊廟模型の長期貸与が実現し、漆職人や建具職人の緻密な修復作業( 2014年4月9日 〜 2015年3月31日)を終え、翌年 徳川家康公 没後400年の記念に併せて増上寺の宝物展示室で閲覧可能となりました。
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この展示室 内部は「 撮影禁止 」となっています。  写真は他の資料からの転載です。

実際 模型を見学しましたが、模型と言えども 凄い精巧な造りで色鮮やかでした。  特に必見なのは 本殿内部を別展示した本殿軒下の豪華な装飾は驚きです。
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作られた当時は一流の「 宮大工 」や細工師の人達で作り上げたのでしょう。  絢爛豪華な建物は「 日光東照宮 」の原型になったと伝えられています。

この展示室には 数々の書画も 併せて見学出来ます。  特に狩野一信 の描いた「 五百羅漢図 」は圧巻。  是非 お見逃し無く。
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ここまで 調べたので、機会をつくり 埼玉県所沢市の「 狭山不動寺 」を訪ねて見たいと思っています。

最後に 芝増上境内地の歴史的景観( 伊坂 道子 著 )と「 美術の窓 」に 関連する記事がありましたので リンクしました。

追記)宝物展示室の入場料は700円ですが、徳川将軍家墓所 との共通券も1000円で売られています。  300円お得になります。
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今迄の参考資料:ウィキペディア、増上寺ホームページ、増上寺案内パネル、大徳院殿霊廟模型ガイドブック、港区教育委員会、 出没! アド街ック天国、その他。

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