山ちゃんの徒然日記

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zoom RSS お寺に就いての雑学

<<   作成日時 : 2018/02/07 05:00   >>

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以前から気になっていた2件を調べました。

【 お寺は音読み、神社は訓読み 】
これは仏教と神道の成り立ちの違いからきているのです。

仏教は、古来中国や、朝鮮半島 を通じて6世紀半ばの「 欽明天皇期( 日本書紀によると 欽明13年( 552 ))」の時代、大和朝廷に仏像や教典などが贈られた事実をもって仏教の公伝とされています。 仏教経典は「 呉音( ごおん ) 」や「 漢音( かんおん )」で読まれており、必然的に寺の読み方も中国の読み方である音読みに自然となりました。  

一方、音読みの漢字に日本古来の「 和語( 日本語 )」や「 大和言葉 」をあてはめたものが訓読みなのです。  「 神社 」は、日本固有の宗教である神道の信仰に基づく祭祀施設で有る為、和語、大和言葉が基になり 訓読みとなっているのです。  

ただ 全てお寺が「 音読み 」かと言うと そうでもありません。  例えば
   清水寺( きよみずでら ) 京都府京都市
   鞍馬寺( くらまでら )  京都府京都市
   善峯寺( よしみねでら ) 京都府京都市
   松尾寺( まつおでら )  奈良県郡山市
   石山寺( いしやまでら ) 滋賀県大津市
等は訓読みです。  勿論理由があります。

清水寺 」は、当初寺が建った9世紀初め頃は「 北観音寺( きたかんのんじ )」という名前が付いていました。  江戸時代の小説「 扶桑皇統記図絵 」では「 せいすいじ 」と「 音読み 」で書かれていますが、創建に係わった僧侶が出会った「 音羽の滝 」に流れる水の清らかさが有名となり、いつしか寺自身が「 きよみずでら 」と訓読みで呼ばれるようになったとされています。

鞍馬寺 」は、暗い場所、闇を意味する「 暗部( くらぶ )」が転じたもの、又は 白い鞍を背負った馬という2説が存在します。  室町時代の狂言「 連歌毘沙門( れんがびしゃもん )」にも暗いに くらまを かけた「 くらまぎれ 」との表現もあったと言われており、江戸時代に入るとほとんど「 くらま 」と呼ばれる様になりました。  

善峯寺 」は、京都の西山にある紅葉で有名なてらですが、平安時代中期の後「 一条天皇 から「 良峯 」の名前を賜り、後に今の名前に変わりました。  室町時代に作られたとされる天皇が詠んだ歌にも「 よしみね 」の文字があり、創建当時から訓読みだったと考えられています。

寺の名前は音読みが基本ですが、寺によってはそこに参詣する人々の呼び方で地名に引っ張られたり、和名である訓読みに変わってきたりすることもある様です。

【 山号 】
そもそも寺院名に山号( 例えば 華頂山知恩院 と寺の前に その地の山を付けた )を付与するようになったのは、中国に於ける事例が最初です。
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中国では六朝時代を経て隋代・唐代に仏教が普及し、同名の寺院が各地に建立されるようになり区別する為にその寺院が所在する地域の名前を付けたのが始まりです。  寺院は元来 修行・祈願の道場で、一般的にこの当時の寺院は権力者の庇護を受け易い街中か、或いはその反対に人里離れた山中の何れかに建立されており、山中に建立された場合には、その山の名称を付与する様にもなったのです。  以降唐王朝が衰退すると共に、外護者を失った都市の寺院は荒廃し、比較的山中に寺院を建立する事の多かった禅宗が、その直截な思想が受け入れられて地方の有力者の支援を受け、宋代にまで存続しました。  しかし、やがて寺院が持つ経済力が膨大なものとなり、国家の財政を脅かすようになり宋の太祖はまず寺院を全て免許制として国家の統制下に押さえ込み、次いで「 五山十刹制度( ござんじゅっせつ )」を整備してピラミッド型の寺院組織を作り上げ、統制を計り強化したのです。  その制度が日本にも伝来して禅宗寺院を中心に山号を付与するようになりました。  その後、ほかの宗の寺院も、寺名の上に山号をつけるようになったのです。  龍谷山西本願寺、比叡山延暦寺、高野山金剛峰寺、東京の金竜龍山浅草寺 等です。

又 「 院 」の付くお寺に就いては、「 院 」は垣をめぐらした建物の意味で、院号は上皇の称号、天皇の追号、女院の称号でもありますが、仏教関係の施設を「 院 」と称することが、中国や日本で行われ( 東大寺戒壇院 等 )、寺で院号を称するものが出来ました。  「 ○○院 」とは通常、寺の名前そのものの場合や、寺内にある施設名に当たります。  又浄土真宗等では、仏様をお祀りしてある所を「 寺 」というのに対し、僧侶などの人師の住むところを「 院 」と呼び区別しています。

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