山ちゃんの徒然日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 神田界隈の老舗甘味処「竹むら」

<<   作成日時 : 2017/07/04 05:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 6 / トラックバック 0 / コメント 0

思いがけない店とは 甘味処「 竹むら 」の事です。  以前にも 古い店が 有る事を書きましたが、たまたま 家内が 所蔵していた「 歴史に認められた極上の味を厳選  東京 五つ星の手みやげ 」の本に この「 竹むら 」が紹介されたのを覚えていたのです。  店の近くに来ると「 胡麻油 」の甘い臭いが漂っています。  別腹で入る?? 言われましたが「 山ちゃん 」はどちらかと言えば「 辛党 」の方なのですが、興味が有ったのでお供しました。  入り口に「 店内での携帯使用禁止 」と「 撮影禁止( 買ったものは撮影可 )」の立て札がありました。
画像
画像
画像

岸 朝子さん著の「 東京 五つ星の手みやげ( 歴史に認められた極上の味を厳選 )」の本の中に「 竹むら 」の事が取り上げられています。  以下本の文章の抜粋です。
画像
この辺りは今でも「 旧連雀町 」の情緒を伝える町並みが、一部保たれ、万世橋駅が賑わった頃の面影を偲ぶことが出来、竹むらも、その一軒で「 東京都選定歴史的建造物 」の指定を受けています。  多分 戦災から免れたのでしょう。   「 竹むら 」の創業は 昭和5年。  当時、神田に本格的な「 しるこ屋 」がなかったことから、「 しるこ屋 」らしいしるこ作りを目指して開業。  今でも「 しるこ 」を中心に営業する甘味処だが、まんじゅうに小麦粉の衣をつけて揚げた「 揚げまんじゅう 」で知られる。  甘さを控えた飽は北海道産の小豆を原料とした自家製で、伝統の味を今に伝えている。  注文を受けてから揚げてくれるので、熱々を買うことができるほか、店内で( 一人前2個430円、現在490円 )食べることもできる。  香ばしさにも食欲をそそられる。  保存料などは一切使用していないため賞味期限は2日間。  自家製の飴、蜜、豆などを注文を受けてから揚げてくれる「 まんじゅうの天ぷら 」使った「 あんみつ 」もみやげにできる。  店内は日本情緒たっぷりの小粋な造り。  天井や壁、柱、障子などに占い歴史が見て取れる。  春から夏は氷しるこ、秋から冬は栗ぜんざいなどが店内で甘味を楽しむ入に人気だ。  と記されています。

「 池波正太郎が通った味 」の著者「 馬場啓一 」氏も、「 竹むら 」の事に就いて 以下の様に語っています。
画像

出される箸は普通の三分の二ほどのサイズである。  男独りで、その小さな箸を使って「 ぜんざい 」などを食べていると、何かやるせない気持になるが、甘い物屋だから仕方がない。  小学生の時分に一人だけ女の子の誕生会に呼ばれた男の子のような感じである。  池波正太郎は酒を飲む人間だったが、甘い物も決して苦手ではなかったことは、よく知られている。  酒飲みが甘い物を避けるのは日本だけのことで、少なくとも欧米では、たっぷりとワインと肉の食事をとった後で、生クリームや果実で作られたデザートを大の男が美味しそうに食べているのを見るのは普通のこと。  デザートも立派な料理のコースと言う認識があるからである。  また、メインの食事で満腹になっていても、デザートは別のところに納まると知っている証拠でもある。  和風の甘い物はあんこが基本である。  小豆から作られるあんこは、日本人の甘味の原点として長く親しまれてきた。  厳選された素材で作られるあんこは味覚としても優れたものを持っていると思う。  酒飲みだからと、これを遠ざけるのはもったいない。  テイクアウトも可能な名物の「 揚げまんじゅう 」は2個400円、「 粟ぜんざい 」は700円で、これもうまそうだが、筆者は「 田舎じるこ 」〕を頼んだ。 ※ 価格は当時のもの  「 竹むら 」は池波正太郎の愛した神田界隈のほぼ中心に位置し、いくつかの銘店を回って、ちょっとあ休憩したい時の、いわば句読点のような存在である。  小さな店だ。空襲に遭わなかったから、池波が書いているように昔のままのたたずまいが、まるで映画のセットのように残っている。  午後の遅い時間に行くと、ランドセルを背負った小学生の女の子と母親が、座敷で「 あん蜜 」を食べていたりする。  近所に住む親子なのであろう。  大きくなって、「 竹むら 」で母親と一緒に時々「 あん蜜 」を食べたことを思い出すことだろう。  山の手から下町の大店に嫁いで数十年、というような白しるこの上品な女性が「 お汁粉 」を食べていたりもする。  お茶と一緒に出される桜の花びらを浮かべた「 桜湯 」を手にするしぐさが、なんともエレガントである。  「 竹むら 」のような店は、本来なら東京都なり千代田区なりが、しかるべき手立てをして保存に協力するべきで、海外なら多分そうしているはずだが、日本はそうではない。  もっとも、誇り高い下町の気質が、そういうお上の介入を潔しとしないかもしれないが。  逆に言うなら、個人商店が立派にこのような店を存続させていることに、感動する。  筆者の勝手な感動も、当事者は余計なお世話だと感じるのかもしれないが。  今の時代、古くて価値のあるものを残すというのは色々と考えさせるものである。

「 揚げまんじゅう 」と「 白玉クリームあんみつ 」を注文。  程なく 揚げたて 熱々の「 揚げまんじゅう 」が運ばれて来ました。  胡麻油の匂いが漂います。  取り敢えず お箸で割って 戴きましたが、何という美味しさ。  「 山ちゃん 感激!! 」です。  これは美味しく 思わず ニヤリ と笑ってしまいます。  お土産もありますが、揚げたてで戴くのが一番。  「 あんみつ 」もサッパリした甘さで 老舗の味を愉しむ事が出来ました。  蕎麦( 神田まつや 、 神田藪蕎麦 )を戴いた後のコースに加えるのも良かろうと思います。  友達が上京した際は 是非紹介したい老舗です。
画像
画像
画像

上記 資料出所
・岸 朝子 著、東京 五つ星の手みやげ、東京書籍 平成16年7月発行
・馬場 啓一 著、池波正太郎が通った味、夏目書房 平成8年11月発行

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 6
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文

リンク先

神田界隈の老舗甘味処「竹むら」 山ちゃんの徒然日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる