山ちゃんの徒然日記

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zoom RSS 「 蕎麦 」に纏わる雑学2件

<<   作成日時 : 2015/10/01 06:00   >>

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今日は「 蕎麦の雑学 」です。
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【 蕎麦屋の「 屋号 」に「 ○○庵 」と名乗る店が多いのは 】
江戸時代中期「 享保( 1716年 〜 1736年 )の頃、浅草芝崎町に浄土宗の「 一心山 極楽寺 称往院( しょうおういん   現在の「 かっぱ橋道具街通り」西浅草3にあった )」という念仏道場があり、その院内に「 道光庵と 」いう支院が有りました。  この庵主は信州の生まれだったので、蕎麦が好きだっただけでなく、蕎麦打ちも大変上手だった。    そこで檀家の人々に自ら打った蕎麦を出して喜ばれていました。   蕎麦は浅い椀に盛った真っ白い「 御膳蕎麦 」で、寺方なので魚類の出汁は使わない精進汁に辛味大根の絞り汁を添えて出したのですが、町の二八蕎麦しか知らなかった檀家の人々はその旨さに驚き感心し、その蕎麦を目当てに盛んに押しかけるようになり、更に檀家以外の人々までがその評判を聞きつけて、信心にかこつけて食べに来るようになったのです。  寛延(1748年 〜 1751年 )頃になると、その評判はいよいよ高まり、安永6年( 1777年 )刊の評判記「 富貴地座位 中巻( 江戸名物 )」では、本職の蕎麦屋を押しのけて筆頭に上げられる程となりました
そこで「 蕎麦切り寺 道光庵 」の名声にあやかろうと、当時の蕎麦屋の間で、競って屋号に「 庵号 」を付けるのが流行したのです。   天明7年( 1787年 )刊名店案内75日に紹介されている東向庵( 鎌倉河岸竜閑橋 )、東翁庵( 本所緑町 )、紫紅庵.( 目黒 )、雪窓庵( 茅場町 )の四軒がその先駆けで、文化(1804年 〜 1818年 )の頃にはその流行は頂点に達しました。    しかし道光庵の「 蕎麦切り 」は長くは続かなかったのです。   繁盛のあまり寺なのか蕎麦屋なのか解なくなり、見かねた 親寺「 称往院 」の再三の注意にもかかわらず内緒で蕎麦を振舞い続けた為に、 天明6年( 1786年 )ついに最後通牒として 蕎麦禁断の石碑 「 不許蕎麦入境内地中製之而 乱当院之清規故( 寺内で蕎麦を打っては当院の規律を乱すゆえ蕎麦境内に入ることを許さず )」と書いたそば「 禁制の碑 」が門前に建てられ、大繁盛の「 蕎麦切り 」は三代にして 明治時代にその歴史に幕を閉じたのです。
この石碑は安政2年( 1855年 )の大地震で、壊れたのですが、称往院が 関東大震災の後、昭和3年( 1928年 )に、現在の世田谷区北烏山 5-9-1 に移転する際、地中から「 3つに折れた碑 」が偶然発見されて73年ぶりに再び門前に建てられました。
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高さ2m、幅25pの石柱で、向かって右側面に「 不許蕎麦 」と大書してあるそうです。
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参考資料 ) ・季刊そばのくにだより
        ・よもやま話 風の森
        ・蕎麦禁断の碑
        ・屋号に「庵」のつくお蕎麦屋さんが多いのは
        

【 蕎麦屋の「 蒸籠 」は色によって格式が違う! 】
毎週 金曜日 TV東京系列で放送されている番組に「 所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」があります。
その中で「 江戸塗り蕎麦道具 」の紹介がありました。
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江戸塗りとは 徳川家康が 京都から「 漆職人を 」江戸に招いて育てたもので、現在 その技法を用いた 蕎麦屋の道具「 蒸籠 や 湯桶 」を製造・修復出来るのは、関東地方で『 ぬしさ製作所「 創業 1902年( 明治35年 )」』の三代目「 竹俣 瑛二 」さん一人だけらしい。
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店の名前「 ぬしさ 」とは 祖父の「 塗り師 惣一郎( ぬりしさいいちろう )」からとったものです。   徐々に「 蒸籠 」等は プラスチック製に変わりつつありますが、神田尾張屋 三代目「 田中 秀樹 」さんの話では、使い勝手が良い! 軽くて滑らない! 長持ちする! と評価している。   ただ 木製でその上に漆を塗っているので、2年に一回は 塗り替えが必要となるらしいです。
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この方が亡くなると その先どうするのですかね。

で、その時に『 身分によって「 せいろ 」の色が異なる 』と言う 話が出ました。
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例えば 藪蕎麦系は「 黒色 」
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麻布十番にある 総本家 更科堀井は「 赤色 」です。
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「 更科 」は 徳川家に「 蕎麦を献上 」
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していたこと、又赤の漆は「 入手が困難 」等の理由で、黒色は「 庶民 」、赤色は「 身分の高い人 」として区別していたらしいです。
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確かに 蕎麦屋に行って「 蒸籠の色 」や「 湯桶 」の色が違っています。   これだけでも、その店の「 格式 」が判るんです。   蕎麦を食べに行った時「 味わう 」事以外に「 道具 」等の話を知って食べるのも 宜しいかと! 

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