山ちゃんの徒然日記

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zoom RSS 新橋演舞場 大歌舞伎 4月「 仮名手本忠臣蔵 」

<<   作成日時 : 2012/04/07 15:59   >>

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4日と5日の両日 通し狂言「 仮名手本忠臣蔵 」を観てきました。  日本人なら誰もが知っている「 元禄赤穂事件( 今から役300年程前(1702年、元禄15年12月14日)、江戸 両国は松坂町、回向院裏の「吉良邸」。播州赤穂浅野家の浪士四十七名が吉良上野介の屋敷に討ち入り、その首級を挙げたという話 ) 」を題材とした歌舞伎の代表的な演目で、「 菅原伝授手習鑑 」、「 義経千本桜 」と並ぶ「 人形浄瑠璃 」の三大傑作とも言われている。

その外題は、赤穂四十七士をいろは四十七字( いろはにほへと〜ん で47文字 )にかけて「仮名手本」、そして「 忠臣大石内蔵助 」から「 忠臣蔵 」としたというのが一般的であり、全十一段から構成されている。

そもそも「 忠臣蔵 」は軍足利尊氏の命により、討取った新田義貞の兜を探し出し、これを「 鶴岡八幡宮 」に納めるため将軍の弟足利直義が遣わされる。直義の饗応役に塩冶判官と桃井若狭介が任ぜられ、その指導を高家高師直が受持つ関係上、三人も直義に従って八幡に詣で、御前に控えている。そこへ、数多く集めた兜のうちより義貞のものを見分けるために、かつて宮中に奉仕し、天皇より義貞に兜が下賜されるのを目にしたことのある、顔世御前(判官の奥方)が召され、見事に兜を見分ける。直義および饗応役の二人が兜を神前にささげるためにその場を離れると、顔世の美貌に一目ぼれした師直が横恋慕のあまり言寄る。そこへ折りよく来合わせた若狭介が顔世を救い、その場を去らせると、怒り心頭に発した師直は若狭介に悪口を言いかけ、短気な若狭介は刃傷に及ぼうとするが、通りがかった判官の仲裁によって事なきを得るというのが 物語の始めの下りである。

今回の歌舞伎で登場する主な人物と俳優
・大星由良之助【尾上菊之助】(おおぼしゆらのすけ) 赤穂藩浅野家
 筆頭家老・大石内蔵助
・塩冶判官高貞【市川染五郎】(えんや はんがんたかさだ)赤穂藩主・
 浅野内匠頭
・高師直【尾上松禄】(こうのもろのう)幕府執事 ・吉良上野介
・足利直義【板東亀寿】(あしかがただよし)将軍足利尊氏の弟
・顔世御前【尾上松也】(かおよごぜん)浅野内匠頭正室
・大星力弥【尾上右近】(おおぼしりきや)大石内蔵助の嫡男
・桃井若狭之助【中村獅童】(もものいわかさのすけ)浅野内匠頭と
 相役の御馳走役
・斧九太夫【松本錦吾】(おのくだゆう)赤穂藩浅野家家老 ・大野
 九郎兵衛
・斧定九郎【中村獅童】(おのさだくろう)大野九郎兵衛の嫡男
・鷺坂伴内【市川猿弥】(さぎざかばんない)高家家臣
・早野勘【市川亀次郎】(はやのかんぺい)赤穂藩士萱野三平
・百姓 与市兵衛【市川寿猿
・おかる【中村福助】百姓与市兵衛の娘で、早野勘平の女房、のち
 一文字屋抱傾城 大石内蔵助の妾
・寺岡平右衛門【市川亀次郎】(てらおかへいえもん)おかるの兄で
 赤穂藩足軽
・一文字屋お才【中村亀鶴】(いちもんじやおさい)一文字屋女将
・薬師寺治郎左衛門【中村亀鶴】(やくしじじろうざえもん)浅野内匠頭
 に非情な切腹の上使
・石堂右馬之丞 【市川亀三郎】(いしどう うまのじょう)浅野内匠頭に
 同情的な切腹の上使

昼の部 大序( 鶴ヶ丘社頭兜改めの場 )
鎌倉鶴ヶ岡八幡宮。幕府の典礼の指導を司る高師直は、饗応役の桃井若狭之助、塩冶判官と共に、足利直義を出迎えます。討死した新田義貞の兜の鑑定役にと呼び出されたのは判官の妻顔世御前。その顔世に師直が言い寄るところに、若狭之助が助けに入ります。気を害した師直は、若狭之助を散々に侮辱。若狭之助は思わず刀に手を掛けますが、判官が止めるのでした。  
【見所 】開幕前に「 口上人形 」により登場人物と役柄が紹介されるが、この作品のみで、儀式色の濃い場面である。 又「 東西声 」と 定式幕を引く時 「 一足抜き 」で幕が徐々に開かれる場は、他の歌舞伎ではなかなか見られない。

三段目( 足利門前進物の場 / 松の間刃傷の場 )
師直への怒りが収まらない若狭之助を見かねた桃井家家老加古川本蔵は、師直に賄賂を贈ります。すると師直の態度は一変。その怒りの矛先が判官に移ります。あまりの屈辱に耐えかねた判官は師直を斬りつけますが、本蔵に抱き留められ、浅傷を負わせるに止まるのでした。
【見所】芝居では無いが、幕の間 舞台を大道具さんが作っている時、巻いてあった「 ござ 」をさっと投げて敷いた。上手く 上手から下手に! お見事 プロのワザ。 皆さんやんやの拍手である。  鷺坂伴内の道化役と家来とのやり取り( えへんと 言ったら 本蔵をバッサリと切れとの稽古をする )場面は面白い。  まぁこの場は「 松の廊下 」での「 師直 」の悪口三昧と、その言葉に堪える「 判官 」そして刀を抜いて斬りかかる( 喧嘩場 )のが見所

四段目( 扇ケ谷塩治判官切腹の場 / 表門城明け渡しの場 )
蟄居を命じられた判官のもとに、上使の石堂右馬之丞と薬師寺次郎左衛門が訪れ、判官の切腹と御家断絶、所領没収という上意を伝えます。判官が腹に刀を突き立てたその時、国家老大星由良之助が到着し最後の対面を果たします。由良之助は血気にはやる諸士たちを抑え、館を明け渡しますが、主君の腹切刀の血汐をなめ、仇討ちを誓うのでした。
【見所】判官が切腹する最期の時、「 大星由良之助 」を待ちわびる判官の様子は「 緊迫 」があり、皆さんは固唾をのんで見守っていた。 さすが「 菊之助 」見事に演じており、判官の万感の思いを表現している。  そして刀を腹に突き刺した所で「 由良之助 」が駆けつけ対面となるのが、この場面での最大の見所である。  最後城明け渡しの場で、「 由良の助 」が城から立ち去るシーンで終わるが、「 城の門 」が徐々に 後ろに移動して、立体的に見せる「 大道具 」さんの工夫と技に敬服。 切腹の場では、外人さんが食い入る様に観ていた。 何を感じ取ったのだろうか?

浄瑠璃( 道行旅路の花聟 )
恋仲のおかるとの逢瀬を楽しんでいたばかりに、御家の大事に駆けつけられなかった判官の家臣早野勘平。おかるはその申し訳に切腹しようとする勘平を押し止め、自らの在所である山崎の里へ誘います。そこへ師直の家来鷺坂伴内が現れ、ふたりを捕えようとしますが、勘平はそれを追い払い、ふたりは山崎へ向かうのでした。
【見所】山崎に落ち行く二人「 おかる 」と「 勘平 」が 清元の名曲で「 道行 」の踊りが哀愁と華やかさを描いている
のが見所


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夜の部 五段目( 山崎街道鉄砲渡しの場 / 二つ玉の場 ) 猟師となった勘平は、山崎街道で塩冶浪人千崎弥五郎と出会い、仇討ちに加わるための資金調達を約束します。一方、おかるの父与市兵衛は、おかるの身売りでその資金を用立て、前金五十両を懐に家路を急ぎますが、山賊となった塩冶浪人斧定九郎に斬り殺され、金も奪われてしまいます。その定九郎も、勘平が猪を狙って放った鉄砲であえなく絶命。自分が人を撃ったことを知り慌てる勘平ですが、懐の金に気付くと、それを手に逃げ去っていくのでした。
【見所】世の部は「 世話物 」が主となっている。四段目まで「 勘平 」は二枚目であるが、五段目以降はその風情が溢れている。  勘平が猟師となり、義父から財布を盗み取る、その心理状態を巧く「 亀次郎 」が演じている。

六段目( 勘平腹切りの場 )
おかるを引き取りに来た一文字屋お才と判人源六の話から、勘平は自分が与市兵衛を殺したと早合点。おかるの母おかやと、来訪した千崎や不破数右衛門に問い詰められ、切腹して自らの思いを吐露します。それを聞いた千崎が亡骸を改めると事の次第が判明し、疑いの晴れた勘平は仇討ちの連判状に血判を押すと、息絶えるのでした。
【見所】「 おかる 」の身売りと「 勘平 」の切腹と、誤解が解けて討ち入りの四十七士の一人に加えられる その二つの悲劇が、悲哀の中に描かれている。  「 勘平役 」の亀次郎の演技は さすが「 四代目 市川猿之助 」を襲名するだけの実力が見られる。( 襲名披露 6月 )、ここで「 獅童 」が 「 夜の部 」で浪人役で出ているが、財布を奪って 鉄砲で撃たれる ほんの短い時間の舞台である。  獅童ファンはお見逃しなく。

七段目( 祇園一力茶屋の場 )
祇園の一力茶屋で遊興に耽る由良之助のもとへ、大星力弥が顔世御前からの密書を届けに来ます。由良之助が読むその書状を、遊女となったおかるは二階から、師直に内通する斧九太夫は床下から盗み読み。それに気付いた由良之助は、おかるを身請けすると言って去ります。その身請けは偽りで、実はおかるを殺す心積もりだと悟ったおかるの兄寺岡平右衛門は、自ら妹を手に掛けようとし、おかるも従おうとします。そこへ現れた由良之助がふたりを止め、勘平の代わりにおかるに九太夫を討たせると、平右衛門を仇討ちの連判に加えるのでした。
【見所】「 由良之助 」の衣装が最初は紫色( 廓で遊ぶ男を表現 )で、後に 鶯色( 仇討ちをする忠臣を表現 )と代わり、人物像を「 色 」で表現している。  又九太夫に蛸を食べさせられるシーンと密書を読むシーンでの「 由良之助 」の表現も見所である。  福助演じる「 おかる 」が、恋人・女房・腰元・遊女と各場面で変わる演技も見所の一つでもある。 最後は「 釣灯籠 」で密書を読む「 由良の助 」、盗み見する「 おかる 」と縁の下で読む「 斧九太夫 」は歌舞伎の「 様式美 」を味わう事が出来る。

十一段目( 高家表門討入りの場 / 奥庭泉水の場 / 炭部屋本懐の場 )
由良之助に率いられた浪士たちが師直の屋敷に討入り、師直の家臣小林平八郎らと激闘を繰り広げた末、ついに師直を討ち取ります。
【見所】山鹿流「 陣太鼓 」を合図に討ち入る門前での場面、「 奥庭泉水木の場 」での立ち回りと「 炭部屋本懐の場 」で、主君の仇である「 高師直 」を討ち取る場面が見所。

全体 日本人なら良く知っている内容で、若い役者によるスピート溢れる芝居で、長時間であったが 楽しむ事が出来た。  中々通しで観る事が出来ないなか堪能できた。  先月「 幸四郎 」による「 山科閑居 」を観たが、違った楽しみ方が出来る。  それにしても「 染五郎 」の声は 一段と 父「 幸四郎に 」に似てきた気がする。

今回前から4列目の中央の席であったが「 黒御簾 」から出て来る楽器の音が凄く良く聞こえた、又役者の声の大きいことにも感心。 毎日公演していて良く声帯が潰れないものだと感心した。

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